Zendesk
ElevenLabsエージェントをZendesk Supportと連携
概要
ElevenLabs AIエージェントをZendeskと連携し、サポートチケット、ユーザー、組織を管理できます。このインテグレーションにより、エージェントはチケットの作成・更新、既存レコードの検索、ユーザーの管理、受信チケットコメントへの応答を行えます。
機能
セットアップ
このインテグレーションは、ElevenLabs OAuthアプリ、独自のOAuthクライアント、APIトークンの3つの認証方法をサポートしています。
Zendeskは、認証方法としてのAPIトークンを廃止し、OAuthのみのアクセスへ移行しています。既存のAPIトークンベースのZendeskインテグレーションは、2027年4月30日まで引き続き機能します。ElevenLabsはこの移行をサポートしており、それまでにOAuthへの移行を支援するため、対象となるお客様へ積極的にご連絡します。以下のカスタムOAuthクライアント方式には、いつでも切り替えられます。
OAuth
APIトークン
カスタムOAuthクライアント
OAuthスコープ
OAuth2認証情報で接続すると、ElevenLabsには次のZendesk OAuthスコープが付与されます。読み取りアクセスはアカウント全体に付与されますが、書き込みアクセスはリソースごとに要求されるため、トークンはインテグレーションで使用しないリソースを変更できません。
トークンは、認可したユーザーの権限を超えることはありません。実際のアクセス権は、これらのスコープとそのユーザーのZendeskロールの共通部分です。
これらのスコープは、他の2つの認証方法には適用されません。カスタムOAuthクライアントはreadとwrite(完全な読み取り・書き込みアクセス)を要求し、APIトークンにはそれが属するZendeskユーザーのすべての権限が付与されます。
データ開示
以下の表では、インテグレーションがZendeskアカウント内でアクセスするすべてのフィールド、ElevenLabsがそれを保存するかどうか、そしてアクセスするタイミングと理由を示します。読み取りは、値が処理中に使用されるものの永続化されないことを意味します。読み取り・保存は、ElevenLabsの会話レコードに永続化されることを意味します。書き込みは、インテグレーションがそのデータをZendeskに送信することを意味します。
インテグレーションがZendesk APIを呼び出すのは、接続済みのトリガーが発火したとき、またはエージェントがZendeskツールを呼び出したときだけです。Zendeskアカウントをポーリングしたり、データを一括エクスポートしたりすることはありません。
Zendeskツールが返したレコードは、ツール呼び出し結果の一部として会話の文字起こしに保存されます。そのため、レコードを読み取るツールはそのレコードも保存します。保存データの保持期間は、文字起こしとPIIの削除を含め、チケットを処理したエージェントのプライバシー設定に従います。
Zendeskツール
Zendeskツールをエージェントに追加すると、会話中にチケット、ユーザー、組織を管理できます。インテグレーションを接続すると、エージェントの設定ページで個別のツールを有効にできます。
利用可能なツール
このインテグレーションでは、次のカテゴリに分類された30種類以上のツールを利用できます。
- チケット — チケットの作成、更新、削除、一覧表示、検索。一括操作(複数作成、複数更新、複数削除)も利用できます。
- コメントとタグ — チケットへの公開コメントまたは内部コメントの追加、タグの追加または削除。
- ユーザー — ユーザーの検索、作成、更新、削除。ユーザーデータの同期用に、一括作成または更新をサポートしています。
- 組織 — 組織の詳細の取得と、組織のチケット一覧表示。
- 検索 — チケット、ユーザー、組織を対象にZendesk検索クエリを実行(例:
type:ticket status:open)。
ツールの例
zendesk_create_ticket
zendesk_search
zendesk_add_comment
zendesk_get_user
新しいサポートチケットを作成します。エージェントが発信者から詳細を収集し、代理でチケットを作成します。
ツールの設定
従来のWebhook設定
ネイティブのZendeskインテグレーションを使用する場合、ツールは自動的に設定されます。以下の手順は、 手動でWebhookを設定する場合にのみ適用されます。
従来のインテグレーションでは、3つのWebhookツールを使用してサポートエージェントを作成します。以下のタブで各ツールの設定を確認してください。
zendesk_get_ticket_comments
zendesk_get_resolved_tickets
zendesk_open_ticket
名前: zendesk_get_ticket_comments
説明: チケットのコメントを取得します。
メソッド: GET
URL: https://acmecorp.zendesk.com/api/v2/tickets/{ticket_id}/comments.json
ヘッダー:
- Content-Type:
application/json - Authorization: (シークレット:
zendesk_key)
パスパラメーター:
- ticket_id: get_resolved_ticketsの結果の
idフィールドから値を抽出します。
ツールJSON:
Zendeskトリガー
Zendeskトリガーを設定すると、エージェントが受信したチケットコメントを監視して対応し、一次サポートを提供できます。
設定
Zendeskでトリガーを作成
Zendesk Admin Centerで、オブジェクトとルール>ビジネスルール>トリガーに移動し、トリガーを追加をクリックします。エージェントが対応するチケットイベントを決定する条件を設定します(例:特定のグループ内の新規チケット、特定のタグが付いたチケットコメント)。トリガー名を控えておいてください。次の手順で必要になります。
アクションがないためにトリガーを保存できない場合は、チケットに「agent is processing」タグを追加するなど、簡単なアクションを追加してください。
シャドーモード
Zendeskトリガーでシャドーモードを有効にすると、エージェントは顧客に直接返信せずに、内容を確認して応答案を作成できます。シャドーモードが有効な場合、エージェントは公開返信ではなく、チケットに内部コメントとして応答を書き込みます。内部コメントはZendeskのエージェントと管理者だけが閲覧でき、エンドユーザーには通知されません。
シャドーモードは、エージェントによる応答の投稿方法にのみ影響します。エージェントがチケットを変更するツール (例:ステータス変更、タグ追加、チケット割り当て)を使用した場合、それらの変更は引き続き 適用されます。意図しない変更を防ぐには、変更を行うツール呼び出しを削除したエージェントの別ブランチを 使用してください。
シャドーモードは、本番運用前にエージェントの品質を評価する際に役立ちます。実際のサポート応答と内部コメントを見比べて正確性やトーンを確認し、出力に問題がなければエージェントをアクティブモードに切り替えます。
ループの回避
エージェントがZendesk APIを介してチケットコメントに応答すると、その応答自体が新しいコメントになります。その結果、エージェントが再びトリガーされ、無限ループが発生する可能性があります。これを防ぐには、以下のいずれかの条件をZendeskトリガーに追加してください。
トリガーからサービスアカウントを除外する。 インテグレーション用に別のZendeskユーザー(例:ai-agent@yourcompany.com)を作成し、ElevenLabsで接続する際にこのアカウントの認証情報を使用します。次に、Zendeskトリガーに以下の条件を追加します。
- 現在のユーザー、次と異なる、<サービスアカウント>
トリガーからAPI更新を除外する。 これにより、更新を行ったユーザーに関係なく、Zendesk APIを介して行われたすべての更新を除外します。
- チケット>更新経由、次と異なる、Webサービス(API)

